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書籍 JOHNNY THUNDERS COMPLETE WORKS(ジョニー・サンダース・コンプリート・ワークス) Vinyl Diary

JOHNNY THUNDERS COMPLETE WORKS2020年に発売されたファン垂涎のジョニーサンダース完全読本。写真も満載で読んで良し、眺めて良しの一冊。

JOHNNY THUNDERS

(ジョニー・サンダース1952715-1991423日、アメリカ)シンガー・ソングライター、ロックンローラー。パンク・ロックに多大なる影響を与えたニューヨーク・アンダーグラウンド・ロック・アーティストの一人。「NEW YORK DOLLS」を経て、自ら率いる「THE HEARTBREAKERS」などで活動した。

 

NEW YORK DOLLS

Personnel David Johansen – vo,hp   Johnny Thunders – gt,vo  Sylvain Sylvain – gt,vo  Arthur Kane – ba  Jerry Nolan – ds

1971年、デヴィッド・ヨハンセン等と共にニューヨーク・ドールズ結成。サンダースはリード・ギターを務めた。1973年デビュー・アルバム『NEW YORK DOLLS』発表。翌年、2作目の『TOO MUCH TOO SOON』発表。1975年、日本公演直前にジョニーとジェリー・ノーラン(ドラムス)はニューヨーク・ドールズを脱退。解散後の1984年『RED PATENT LEATHER』リリース。

JOHNNY THUNDERS & THE HEARTBREAKERS DISCOGRAPHY

Personnel  Johnny Thunders – Vocals & GuitarWalter Lure – Guitar、Vocals、Billy Rath – Bass、Jerry Nolan- Ds

サンダースとノーランは、元テレビジョンのリチャード・ヘル(ベース)とウォルター・ルアー(ギター)と共にジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズハートブレイカーズ)を結成。ここでサンダースはリード・ボーカルも兼任する。間もなくヘルが脱退し、ビリー・ラスを後任に迎える。バンドはロンドンに渡り、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムドらとアナーキー・ツアーに同行。1977年に唯一のオリジナル・アルバム『L.A.M.F. を発表。

アルバム表記はリリース年順

1977 L.A.M.F

1979 『live at MAX’S kansas city』

1982 『D.T.K live at SPEAK EASY』

1986  『D.T.K.L.A.M.F』

1991 『What Goes Around』

1993 『Live At Mothers』

1994 『L. A.M.F the lost ’77 mixes』

2015 『live at the Village Gate』

2016 『Vive La Revolution!』

2019 『Yonkers Demo Live 1975/1976』

2021  『L.A.M.F the found ’77 masters』

SOLO DISCOGRAPHY

ハートブレイカーズ解散後、サンダースはロンドンに留まり、豪華ゲストが大挙参加したソロ・デビュー作『So Alone』を発表。

アルバム表記はリリース年順

1978『So Alone』 

1983『In Cold Blood』 

1983Diary of a Lover

1983Hurt Me アコースティック・ギター弾き語り作品

1985年『Que Sera Sera 

1988『Copy Cats』 with パティ・パラディン

1988 書籍 初版 Johnny Thunders /In Cold Blood

1991 4月、4度目の来日公演後、423日、ニューオーリンズのホテルで死亡、死因はオーバー・ドーズとも言われてるが、真相は謎に包まれている。享年38歳。

1992 『So Alone CD (+4tracks)』

1992『Living Dead The All Stars featuring Johnny Thunders』

2008『The First, The Last』(The Living Dead名義)

2009 『Sticks & Stones』

2014  『Real Times EP』

2015  『Daddy Rollin Stone EP』

2015Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』(ドキュメンタリー映画公開)

2020  『Que Sera Sera Resurrected』

2020 書籍『Johnny Thunders Complete Works』

2021 『Live In Osaka 91 & Detroit 80』

2022 書籍 完全版 Johnny Thunders /In Cold Blood

JOHNNY THUNDERS COMPLETE WORKS』冒頭、まずはジョニー・サンダース・ストーリー。ドールズからハート・ブレイカーズ、そしてソロ活動を総括してある文章。ここだけでもサンダースの知られざる部分が記載されていて興味深いものがある。続いて来日公演の全日程の詳細。結構精力的に地方も廻っていたことが分かる。ファンジンの紹介。サンダースフォロワーとして有名なフレディ・リンクスのジンも記載されている(僕も過去1部購入した。もちろん英文で、白黒の粗い印刷なのだけど、それがかえって手作り感の生々しい重みがあり良かった。さらにシングル盤も付いていた!)過去にリリースされたアナログ盤のページ。時系列に説明してあり、サンダースのキャリアと並行して説明してあるところが大変分かりやすくてありがたいところ。収録曲やバージョン違いで多数リリースされているL.A.M.Fに関する記述が詳細で、秀逸。よくここまでコレクション出来たものと感心してしまう。続いてCDのディスク・ガイド。アナログ盤と、このCDについては、ブートレグもフォローしてある。これまでサンダース作品には、出どころ、詳細不明のライブ盤があまりにも多かったが、ここには参加ミュージシャンや収録時期など細かく記載してあり、これでかなりクリアになった感がある。よく調べたものと敬服する。サンダースをアイドルと仰いでいたニッキ・サドゥンの手記は、ジョニーと過ごした日々のあれやこれやが、時にほっこり、時にホロッとさせる名文。サドゥン以外にピーター・ペレット、盟友ウォルター・ルアー、パティ・パラディン、ニーナ・アントニアなど、サンダースをよく知る著名人によるエッセイが収録されている。

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ロッコ :本ブログVINYL DIARY(ビニール・ダイアリー)主催。レコードのことをビニール(又はヴァイナル)と呼ぶことから、この名称に。これまで少しずつ収集してきたロック、ジャズのアナログ盤、CDのレヴューを細く永く日記のように綴っていきたいと思っている。  またH・ペレットの雅号で画家としての顔も持つ(過去、絵画コンクールにて複数回の入選、受賞歴あり)ここ最近は主にミュージシャンの絵を描いている。(ジョニー・サンダース、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、他)絵画に興味ある方はご覧ください。

H・ペレット公式サイト

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