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JOHNNY THUNDERS(ジョニー・サンダース)/IN COLD BLOOD

83年スタジオ/ライヴ作品が新装盤アナログ・リイシュー!

IN COLD BLOODといえばNEW ROSEから発売されてるモノが一般的なのだけど、このEASY ACTION盤には名曲ENDLESS PARTYの別バージョンが入っている。

 

パンク・ロックに多大なる影響を与えたニューヨーク・アンダーグラウンド・ロック・アーティストの一人。「ニューヨーク・ドールズ」を経て、自ら率いる「ハーブレイカーズ」などで活動した。

ニューヨーク・ドールズ

1971年、デヴィッド・ヨハンセン等と共にニューヨーク・ドールズ結成。ジョニーはリード・ギターを務めた。1973年デビュー・アルバム『ニューヨーク・ドールズ』発表。翌年、2作目の『悪徳のジャングル』(ブログ)発表。1975年、日本公演直前にジョニーとジェリー・ノーラン(ドラムス)はニューヨーク・ドールズを脱退。

ハートブレイカーズ

ジョニーとジェリーは、元テレビジョンのリチャード・ヘル(ベース)とウォルター・ルー(ギター)と共にジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズハートブレイカーズ)を結成。ここでジョニーはリード・ボーカルも兼任する。間もなくリチャードが脱退し、ビリー・ラスを後任に迎える。バンドはロンドンに渡り、1977年に唯一のオリジナル・アルバム『L.A.M.F. を発表。セックス・ピストルズと連れ立ってツアー(アナーキー・ツアー)も行っている。

ハートブレイカーズ解散後、ジョニーはロンドンに留まり、1978年に豪華ゲストが大挙参加したソロ・デビュー作ソー・アローン』を発表。

ソロ・ディスコグラフィー

1978『ソー・アローン』(ブログ) – So Alone

1983『イン・コールド・ブラッド』(ブログ) – In Cold Blood

1983年『ダイアリー・オブ・ア・ラヴァー』-Diary of a Lover

1983年『ハート・ミーHurt Me アコースティック・ギター弾き語り作品

1985年『ケ・セラ・セラQue Sera Sera

1988『コピー・キャッツ』(ブログ) – Copy Cats with パティ・パラディン

19914月、4度目の来日公演後、423日、ニューオーリンズのホテルで死亡、死因はオーバー・ドーズとも言われてるが、真相は謎に包まれている。38歳。

2015年、生涯を追ったドキュメンタリー映画『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』が公開。

 

その他の作品

1991 『What Goes Around』(ブログ)

1992 『The First, The Last』(ブログ)(The Living Dead名義)

1992『Living Dead The All Stars featuring Johnny Thunders』(ブログ)

1993『Live At Mothers』(ブログ)

2009 『Sticks & Stones』(ブログ)

2014  『Real Times EP』(ブログ)

2015  『Daddy Rollin Stone EP』(ブログ)

2015 live at the Village Gate』(ブログ)

2016 Vive La Revolution!(ブログ)

2019  Yonkers Demo Live 1975/1976

2020  『Que Sera Sera Resurrected』(ブログ)

2020 『Johnny Thunders Complete Works』(ブログ)

2021『Live In Osaka 91 & Detroit 80』(ブログ)

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83年に発表したスタジオ録音とライヴ音源からなる2LPがライヴ部分差し替えにより1LPで新装アナログ化。ジャケットには12″ヴァージョンのアートワークが使用されている。

オリジナルLPでは1枚目に5曲収録されていた3回のスタジオ・セッションからの楽曲を7曲に拡大して収録し、さらにオリジナルLPでは2枚目に収録されていた8286日のライヴ音源が差し替えられ、821月ボストンのREVERE SOUND STUDIOでのアコースティック・セッション7曲と822NYJOHNNYのアパートメント録音楽曲を収録、となる。

インナーフォトはグレッチを抱えたジョニー↑

他の多くのジョニーのアルバムと同じく、本作も録音場所、時期、参加メンバーが曲により異なる。

SIDE A

1 Who Do Voodoo

2 In Cold Blood

3 Just Another Girl

4 Green Onions

5 Endless Party

6 Diary of a Lover

7 Look in My Eyes

1はドラムがジェリー・ノーラン、ギターがウォルター・ルアー、ベースがクレジットではLOUISとのみ表記されている、準ハートブレイカーズな布陣。ニューヨーク・チェルシー・スタジオでの録音、プロデュースはジミー・ミラーとジョニー本人。

ボ・ディドリーのジャングル・ビート風な軽快なナンバー。ジョニーのボーカル、ギター共に溌剌としている。これまでのジョニーにはあまり無かったタイプの曲でむちゃくちゃカッコいい。また、メンバーが良いので演奏も悪かろうはずがない。

23198210月、ボストンはダウンタウン・スタジオでの録音。ジミー・ミラーとジョニープロデュース。ビリー・ロジャースがドラムを担当し、それ以外は全部ジョニーが演奏している。

2はジョニーのボーカルにかなり深めにリバーブがかけてあって曲調によく合っているし、最後までしっかり歌いきっている。またジョニー自身が弾くのベースも重くて良い。

3も同じく深めのリバーブ、エネルギッシュに歌いきっている。この曲でのビリー・ロジャースのドラムはとてもグルービー。ラスト若干唐突に終わる感じが残念。

4.6.7は同じく823月、ジミー・ミラーとジョニープロデュースの録音。4はジョニーがベースを兼任し、ウォルター・ルアーがギター、ビリー・ロジャースがドラムを担当している。6.7はアコギ1本のジョニー1人の弾き語り。

4はインスト・ナンバー。特に目新しいリックを繰り出すわけでもなく、いつものジョニーのギターといった雰囲気。ウォルター・ルアーがバッキングのリフをきっちりと弾いているから曲としてかろうじて成立している感じ。

5のみ4のメンバーに加えてJOE MAZZARIがギター、SIMON RITTがアコースティック・ギターとハープとクレジットされている。この曲はドールズ時代に既に形になっていた曲。ジョニーのライブでデビッド・ヨハンセンが歌っているバージョンもある。またアルバムケセラセラのラストに収録されていた曲でもある。そんなことで購入当時、かなり期待して聴いた記憶がある。演奏に勢いがあって、そこは良いのだけど、ちょっとミックスが雑で焦点が定まっていない感があり、正直決して聴きやすいとは言えないかも。ジョニーのボーカルもケセラセラほどの完成度ではないと思う。曲ラストもやや散漫な終わり方。ただ、ここでもジョニーのベースはブンブン唸っていてかっこ良い。

6.7はいつもの弾き語りだが、ボーカル、ギター共にとても良い音で録音されている。

SIDE B

1 You Can’t Put Your Arms Around a Memory

2 She’s So Untouchable

3 Ask Me No Questions

4 Hurt Me

5 Sad Vacation/It’s Not Enough

6 Some Hearts

7 Subway Train/I’m a Boy I’m a Girl

8 Give Me More

171982年、ニューヨークのスタジオで録音されたもの。

5は、サッド・バケーションからイッツ・ナット・イナフに唐突に変わる。これはジョニーのアコースティック・ライブでよく見受けることで、歌っているうちに飽きてくるのかな?

7も同様にサブウェイ・トレインからアイム・ア・ボーイ〜に突然チェンジ。さらにエンディングにほんの少しだけTOO MUCH TOO SOONが歌われる。

8は極私的な録音といった風情。コード進行が名曲デッド・オア・アライブっぽく感じた。他のアルバムでは聴いたことがないナンバー。

In Cold Blood   Yahoo!ショッピング

In Cold Blood (7”シングル) タワーレコード・オンライン

 

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