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DAVID BOWIE/THE NEXT DAY(デビッド・ボウイ/ネクスト・デイ) Vinyl Diary

THE NEXT DAY前作「REALITY』から10年の沈黙を経て2013年にリリースされた奇跡の一枚

David Bowieデヴィッド・ボウイ(本名:デヴィッド・ロバート・ジョーンズ 194718日ー2016110)

スタジオ・アルバム・ディスコグラフィー

DAVID BOWIE』(1967 6/1)

SPACE ODDITY』(1969 11/4)

『THE MAN WHO SOLD THE WORLD』 (1970 11/4)

HUNKY DORY』(1971 12/17)

ZIGGY STARDUST』(1972 6/16)

ALADDIN SANE』(1973 4/13 )

PIN UPS』(1973 10/19)

『DIAMOND DOGS』(1974 4/24)

   YOUNG AMERICANS」(1975 3/7)

STATION TO STATION』(1976 1/23 )

『LOW』(1977 1/14)

HEROES』(1977 10/14)

LODGER』(1979 5/18)

SCARY MONSTERS』(1980 9/12)

「LET’S DANCE』(1983 4/14)

TONIGHT』(1984 9/1)

NEVER LET ME DOWN』(1987 4/27)

TIN MACHINE』(1989 5/22)

TIN MACHINE Ⅱ』(1991 9/2 )

BLACK TIE WHITE NOISE』(1993 4/5)

OUTSIDE』(1995 9/26)

EARTHLING』(1997 1/30)

HOURS』(1999 10/4 )

HEATHEN』(2002 6/11 )

REALITY」(2003 9/16)

『THE NEXT DAY』(2013 3/13)

  BLACKSTAR』(2016 1/8 )

『THE SOUL TOUR 74』(2020 8/29)

TOY』(2021 11/26)

THE Next DayTrack List

1.THE NEXT DAY  2.DIRTY BOYS  3.THE STARS(ARE OUT TONIGHT)  4.LOVE IS LOST  5.WHERE ARE WE NOW  6.VALENTINE’S DAY  7.IF YOU CAN SEE ME  8.I’D RATHER BE HIGH  9.BOSS OF ME  10.DANCING OUT IN SPACE  11.HOW DOES THE GRASS GROW?   12.(YOU WILL)SET THE WORLD ON FIRE  13.YOU FEEL SO LONELY YOU COULD DIE  14.HEAT  15.GOD BLESS THE GIRL

ヒーローズの頃の彼が帰ってきた!と思わせる力強い歌声の、1.THE NEXT DAY  。バリトン・サックスとワウ・ギターが重く響く、2.DIRTY BOYS  。幾分リズムに遅れ気味に歌うボウイの声が印象的な3.THE STARS(ARE OUT TONIGHT)  。インダストリアルなドラムと同じ音を刻み続けるベースが、ヴォーカルをくっきり浮び上がらせる4.LOVE IS LOST  。大ヒット・シングルとなった5.WHERE ARE WE NOW  でボウイはかつてのベルリンの街並みを意味深げな言葉で綴っている。アール・スリックのズ太く粘りのあるリード・ギター、哀愁のこもったボウイの声が(歌詞の内容とは相反して)ピースフルな曲調の、6.VALENTINE’S DAY  。ボウイ流ドラムン・ベースの7.IF YOU CAN SEE ME。カット・アップで書かれた詞だろうか、奥行きのある詞世界とキャッチーなメロディが耳に残る8.I’D RATHER BE HIGH  。タメの効いたベース、バリトン・サックスと伸びやかなボウイのヴォーカルが素晴らしい9.BOSS OF ME  。イントロのドラムとモータウン風ベースがまんまラスト・フォー・ライフな香りの10.DANCING OUT IN SPACE  。ヒーローズに収められても違和感がなさそうな11.HOW DOES THE GRASS GROW?   60年代のグリニッジ・ビレッジをハードなギター・リフに乗せて歌う、12.(YOU WILL)SET THE WORLD ON FIRE  。明らかに“5YEARS”を思い出させる仕掛けのされた13.YOU FEEL SO LONELY YOU COULD DIE。アコースティック・ギターに不穏なバイオリンが絡み、「私は見者、私は嘘つき」と一人語る、ボウイの声が荘厳な響きを持14.HEAT  。ボーナス・トラック、ゴスペル風の厚みのあるコーラスで高揚させる15.GOD BLESS THE GIRL

かつてのボウイの名曲の欠片が散りばめられた、往年のファンならば誰もがあちこちでほくそ笑んでしまうような、そんな仕掛けも楽しめる復活を印象付けるアルバムである。

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ロッコ :本ブログVINYL DIARY(ビニール・ダイアリー)主催。レコードのことをビニール(又はヴァイナル)と呼ぶことから、この名称に。これまで少しずつ収集してきたロック、ジャズのアナログ盤、CDのレヴューを細く永く日記のように綴っていきたいと思っている。  またH・ペレットの雅号で画家としての顔も持つ(過去、絵画コンクールにて複数回の入選、受賞歴あり)ここ最近は主にミュージシャンの絵を描いている。(ジョニー・サンダース、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、他)絵画に興味ある方はご覧ください。

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