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JAMES WHITE & THE BLACKS/MELT YOURSELF DOWN(ジェームス・ホワイト/メルト・ユアセルフ・ダウン)

MELT YOURSELF DOWN

Melt Yourself Down は日本(大阪)80’sハードコア~アングラシーンのレジェンダリー・レーベルSELFISH(S.O.B、GAUZE,OUTO,LIPCREAM, BOREDOMS等を輩出)から1986年にリリースされた

 

ジェームス・チャンス(James Chance ジェームス・ホワイト名義も使用)は、1953年4月20日ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。アメリカ出身のサクソフォーン奏者、作曲家、歌手、ピアニスト。ウィスコンシン音楽院を中退した後、1976年にニューヨークに移る。ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ジャークスを経てファンク+フリー・ジャズ・バンド”ジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズ”を結成。1978年、ブライアン・イーノ、プロデュース、ノー・ウェイヴのコンピレーション・アルバム「ノー・ニューヨーク』に参加。

コントーションズ名義の『Buy』がチャンスのデビュー・アルバムと思われがちだが、実際にはジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックス名義の『Off White』が先である。

レーベル”ZE RECORDS”のオーナー、マイケル・ジルカによると、当初からディスコ路線をレーベルは目指しており、コントーションズはディスコにしては速すぎであった。そこで彼らはジェームス・ホワイト・アンド・ザ・ブラックスを作りあげることにした、とのことである。結果、「このバンドはアイロニーをもってディスコと向き合い、獰猛な音楽と合体させた恐るべき才能」と語っている。またジルカは同じ年にリリースされたコントーションズの『BUY』を「史上最もタフで、最も非妥協的なパンク・バンドによる傑作」と評している。

ジェームスは2つの名前を使い、複数のバンドで活動してきた。そのためディスコグラフィーも複雑である。現在はチャンスの名前で活躍を続けている。

Discography

James Chance & The Contortions

1979年『Buy』(ZE)

1980年『Paris 1980 Live Aux Bains Douches』

1981年『Live in New York 』

1991年『Soul Exorcism』

1995年Lost Chance』(ROIR)

1996年『Molotov Cocktail Lounge』(Enemy / Zebralution)

2011年『Incorrigible! 』

2016年『The Flesh is Weak』

 

James White & The Blacks

1979年『 Off White』 (ブログ) (ZE-Buddah)

1982年「Sax Maniac』 (Animal

1986年『Melt Yourself Down』(ブログ)(Selfish Records 日本限定)

 

James Chance (with Pill Factory)

1979年『Theme from Grutzi Elvis』(ZE) ※EP  映画『Grutzi Elvis』

 

James White  The Flaming Demonics

1983年『The Flaming Demonics』(ZE)

 

James Chance & Terminal City

2005年『Get Down And Dirty!」(wind bell)

2010年『The Fix is In』(decade 01 / Interbang) 

 

Solo

2005年『James Chance – Chance of A Lifetime: Live in Chicago 2003』(RUNT)

2005年 書籍『JAMES CHANCEとポストNYパンク』(ブログ)出版

 

『Melt Yourself Down』

TRACK LIST

A1.Super Bad A2.Melt Yourself Down A3.Boulevard Of Broken Dreams A4.Hot Voodoo 

B1.Cold Sweat B2.These Foolish Things B3.Hell On Earth

 

Personnel are;

Alto Saxophone, Keyboard & Vocal – James White、Backing vocal – Disco Litas、Bass – Rodney Forstall、Drums – Lenny Ferrari、Drums & Congas – Ralph Rolle、Guitar – Jerry Agony & Chris Cunningham、Wendy Whitelaw – Lead Vocal on “Hot Voodoo”

 『Melt Yourself Down』

1978年、ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンで活動していた4つのバンドを収録したブライアン・イーノ、プロデュースの名盤『ノー・ニューヨーク』で衝撃のデビューを飾ったジェイムズ・チャンスは、ニューヨークNO WAVEを象徴する存在として君臨する。コントーションズ、ジェームス・ホワイト&ブラックスなど様々な名義で活動し、86年に日本のインディ・レーベルから発表した作品が本作である。

 

Side A

オープニング・ナンバー A1.Super Bad』はジェイムス・ブラウンのカヴァー。タフで正確、強靭なビートの上でホワイトのフリーキーなサックスとパンキッシュなヴォーカルが炸裂する。タイトル曲 A-2Melt Yourself Down』はホワイトのオリジナル。性急なビートに乗る奔放なキーボードはホワイトの演奏のようだ。A1と同じく、バックのミュージシャンの演奏能力の高さに驚く。A3Boulevard Of Broken Dreams』はHarry Warren, Al Dubin作の34年の映画「Moulin Rouge」の挿入歌A1A2以上にフリーキーなプレイ。この時期既にホワイトがジャズ志向だったことを裏付ける選曲。A4Hot Voodoo』はホワイトのオリジナル。シンプルに反復するドラムとベース・ラインをバックにホワイトはキーボードを打楽器の如く操っている。ここでは彼は歌わず、ウェンディ・ホワイトロウのヴォーカルをフィーチャーしている。特にメロディらしいメロディがなく、タイトル通り呪術的な雰囲気。

 

Side B

B1Cold Sweat』は再びJBによる曲。印象的なベース・ラインをバックにホワイトが吠える、10分を超える圧巻の演奏。B2These Foolish Things』はHolt Marvell, Jack Strachey & Harry Link作。ワン・コーラスのソロ・ピアノから始まるアルバムで2曲目のスタンダード・ナンバー。パッと聴いただけではそれとは分からないほどに解体され再構築されている。クロージング B3.Hell On Earth』はホワイトのオリジナル。エッジーなファンク・ナンバー。

ホワイトはサックスもヴォーカルも、かなりやりたい放題やっている感じではあるのだけど、これが意外と耳障りでなく、BGMとしても聴けてしまう不思議。それはホワイトの他の作品についても言える個人的な印象である。

 

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