THE ROLLING STONES / GET YER YA-YA’S OUT!(ザ・ローリング・ストーンズ / ゲット・ヤー・ヤヤズ・アウト) Vinyl Diary

『 GET YER YA-YA’S OUT!』
1970年にリリースされたライブ・アルバム、1969年11月27~28日の2日間に渡って行われた、ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンでのライブ音源である。
ROLLING STONES : ローリング・ストーンズは、イギリスのロックバンド。1962年4月のロンドンで、ブライアン・ジョーンズ、イアン・スチュワート、ミック・ジャガー、キース・リチャーズによって結成、その後間もなくビル・ワイマンとチャーリー・ワッツが参加した。
ーEARLY STONESー
ミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、チャーリー・ワッツ(Dr 1962〜2021)、ビル・ワイマン(B 1962〜93年脱退)、ブライアン・ジョーンズ(G 1962〜69)
2017 『On Air 』
ーMIDDLE STONESー
ミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、チャーリー・ワッツ(Dr 1962〜2021)、ビル・ワイマン(B 1962〜93年脱退)、ミック・テイラー(G 1969〜74年脱退)
1971『Sticky Fingers』
1971『Gimmie Shelter』
1973 『Goats Head Soup』
ーLATE STONESー
ミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、チャーリー・ワッツ(Dr 1962〜2021)、ビル・ワイマン(B 1962〜93年脱退)、ロン・ウッド(G 1974〜)
1976 『Black & Blue』
1983『Under Cover』
1986 『Dirty Work 』
1995 『Stripped』
2016 『Blue & Lonesome』
『GET YER YA-YA’S OUT!』
Track List
SIDE A:1.Jumpin’ Jack Flash、2.Carol、3.Stray Cat Blues、4.Love In Vain 、5.Midnight Rambler
SIDE B:1.Sympathy For The Devil 、2.Live With Me、3.Little Queenie 、4.Honky Tonk Women 、5.Street Fighting Man
ピアノやギター・ソロ、ヴォーカルで差し替えやオーバー・ダビング処理がなされている。2009年には40周年記念デラックス・エディションがリリースされた。
SIDE A
1.Jumpin’ Jack Flash
大ヒットしたシングル曲、タイトな演奏のオープニング・ナンバー。無駄な音が無く、ソリッドなギターとベースがユニゾンで進んでいく感じが心地良い。ミック・ジャガーのヴォーカルが冴えており、圧倒的な存在感をはなっている。
2.Carol (Chuck Berry)
チャック・ベリーのカバー。ここではオリジナルよりテンポを落とし、グルービーな横ノリに近い感じでプレーしている。ミックのヴォーカルに呼応する形のキースのギターが実に堅実で丁寧な演奏で、チャック・ベリーへの敬意を感じる。
3.Stray Cat Blues
アルバム『BEGGARS BANQUET』収録。アコースティック色の濃かった原曲をこう料理するか、と感心してしまう仕上がりである。加入して間もないミック・テイラーのブルージーで流麗なフレーズが素晴らしい。
4.Love In Vain (Robert Johnson)
アルバム『LET IT BLEED』に収録されたロバート・ジョンソンのカバー。キースの繊細なギターとミック・テイラーのスライド・ギターに聴き惚れる。特にミック・テイラーによるスライド・ギターのソロは枯れた音が味わい深くとても心に沁みる。ジャガーのヴォーカルも歌心に溢れている
5.Midnight Rambler
アルバム『LET IT BLEED』収録。ここでは9分に及ぶノリノリの演奏が聴ける。躍動感溢れるミックのヴォーカルとハープ、タイトなリズム隊、緩急のある演奏、文句の付けようのないカッコ良さで、本作の一つの山場と言っていいと思う。シャッフルからイーブンなリズムに変わるところ、スローから徐々にアップ・テンポになるところなど鳥肌モノである。アメリカのファンも間違いなくノック・アウトされたことと思う。
SIDE B
Sympathy For The Devil
アルバム『BEGGARS BANQUET』収録。パーカッシブなラテンぽい原曲がここではアップ・テンポになって、リズミックで華麗なナンバーに生まれ変わっている。全体にキースのギターが曲を引っ張っている印象である。長尺のギター・ソロは前半がキースで後半がミック・テイラーか、ジャガーはこのソロに煽られているようだ。
Live With Me
アルバム『LET IT BLEED』収録、シンコペーションする強力なリフのストーンズらしいアップ・テンポなR&B。キースのミックをバックアップするような献身的なコーラスが微笑ましい。
Little Queenie (Chuck Berry)
本作2曲目のチャック・ベリーのカバー。ザクザクのキースのギターが気持ち良く、思う存分引きまくっている感じだ。ピアノがオーバー・ダビングされており、更に広がりのある仕上がりになっている。
Honky Tonk Women
大ヒットしたシングル曲。原曲と特に大きく異なるところは無いが、この曲でのキースのバッキング・ギターは、いつ聴いてもよく練られているものと感心する。
Street Fighting Man
アルバム『BEGGARS BANQUET』収録。ギター・バンドらしく、2本のギターが前面に出るアレンジで、原曲とは一味違う荒々しさ、カッコ良さがある。
THE ROLLING STONES & KEITH RICHARDS ブログ 一覧
ロッコ :本ブログVINYL DIARY(ビニール・ダイアリー)主催。レコードのことをビニール(又はヴァイナル)と呼ぶことから、この名称に。これまで少しずつ収集してきたロック、ジャズのアナログ盤、CDのレヴューを細く永く日記のように綴っていきたいと思っている。 またH・ペレットの雅号で画家としての顔も持つ(過去、絵画コンクールにて複数回の入選、受賞歴あり)ここ最近は主にミュージシャンの絵を描いている。(ジョニー・サンダース、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、他)絵画に興味ある方はご覧ください。