THE ROLLING STONES/DIRTY WORK(ザ・ローリング・ストーンズ/ダーティー・ワーク) Vinyl Diary
『DIRTY WORK』1986年にリリースされた全英全米共に4位の大ヒットを記録したアルバムである。
ROLLING STONES : ローリング・ストーンズは、イギリスのロックバンド。1962年4月のロンドンで、ブライアン・ジョーンズ、イアン・スチュワート、ミック・ジャガー、キース・リチャーズによって結成、その後間もなくビル・ワイマンとチャーリー・ワッツが参加した。
ーEARLY STONESー
ミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、チャーリー・ワッツ(Dr 1962〜2021)、ビル・ワイマン(B 1962〜93年脱退)、ブライアン・ジョーンズ(G 1962〜69)
2017 『On Air 』
ーMIDDLE STONESー
ミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、チャーリー・ワッツ(Dr 1962〜2021)、ビル・ワイマン(B 1962〜93年脱退)、ミック・テイラー(G 1969〜74年脱退)
1971『Gimmie Shelter』
1973 『Goats Head Soup』
ーLATE STONESー
ミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、チャーリー・ワッツ(Dr 1962〜2021)、ビル・ワイマン(B 1962〜93年脱退)、ロン・ウッド(G 1974〜)
1976 『Black & Blue』
1983 『Under Cover』
1986 『Dirty Work 』
1995 『Stripped』
2016 『Blue & Lonesome』
『DIRTY WORK』インナー・スリーブのイラストがポップで可愛い↑TRACK LIST
SIDE-A : 1.ONE HIT 2.FIGHT 3. HARLEM SHUFFLE 4.HOLD BACK 5.TOO RUDE
SIDE-B : 1.WINNING UGLY 2.BACK TO ZERO 3.DIRTY WORK 4.HAD IT WITH YOU 5.SLEEP TONIGHT
ジャガーがソロ活動と並行してのレコーディングということで、この時期リチャーズとの仲は最悪だったということなのだが、逆にそれが効を奏したのか、アグレッシブで熱いストーンズが楽しめる好盤である。
緊張感のあるアコースティック・ギターのイントロで始まるオープニング・ナンバーの 1.ONE HIT、には、ジミー・ペイジがエレキで参加。ロックンロールの、2.FIGHT は、激しいギターのカッティングがカッコ良い 。アメリカのソウル・デュオ ボブ&アールのカバーの、3. HARLEM SHUFFLE にはトム・ウェイツがコーラスで参加 。何かが憑依でもしたかのようなジャガーの声が凄まじい4.HOLD BACK。ハーフ・パイントのカバーの 5.TOO RUDE(元々のタイトルはWinsome)はリチャーズがヴォーカルのレゲエ・チューン。
キーボードの音がいかにも80年代て感じの1.WINNING UGLY は、ストーンズにしては珍しい曲調ではなかろうか。ジャガー/リチャーズのクレジットでちょっとビックリ。(因みに本作で”ジャガー/リチャーズ”の2人だけの名義はA-4.B-1.5の3曲のみで、このことからも、2人が上手くいっていなかったことが想像出来る)。2.BACK TO ZERO 、はファンク・チューン。3.DIRTY WORK と4.HAD IT WITH YOU の2曲は、オーバー・ダブ控えめ、5人のピュアな演奏が楽しめる、ストレートなロックンロールに仕上がっている。特に4のワッツのドラムはリバーブ少なめで生音に近くとてもいい。クロージング・ナンバーはリチャーズが歌うクールなバラード、5.SLEEP TONIGHT。この後、クレジットにはないが隠しトラックで、亡くなったイアン・スチュのピアノのKey To The Highwayがほんの少し収録されていて泣かせる。
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ロッコ :本ブログVINYL DIARY(ビニール・ダイアリー)主催。レコードのことをビニール(又はヴァイナル)と呼ぶことから、この名称に。これまで少しずつ収集してきたロック、ジャズのアナログ盤、CDのレヴューを細く永く日記のように綴っていきたいと思っている。 またH・ペレットの雅号で画家としての顔も持つ(過去、絵画コンクールにて複数回の入選、受賞歴あり)ここ最近は主にミュージシャンの絵を描いている。(ジョニー・サンダース、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、他)絵画に興味ある方はご覧ください。