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THE KILLS/NO WOW(ザ・キルズ/ノー・ワウ) Vinyl Diary

NO  WOW2005年にリリースされたザ・キルズの2ndアルバムである

The Kills (ザ・キルズ) は、ジェイミー・ヒンス(通称ホテル イギリス出身)とアリソン・モシャート(通称ヴィヴィ アメリカ出身)からなるデュオ/バンド。繊細なヴォーカルと攻撃的でローファイなギターが奏でるガレージ・ロック、パンク、ブルースをルーツとするサウンドでUKロックの隆盛を支え、絶大な支持を得る。

THE KILLS 2人の出会い:ディスカウントというバンドでイギリス公演中だったヴィヴィが泊まったホテル。そこにはたまたまホテルも滞在しており、彼の部屋から漏れ聴こえる音楽にヴィヴィが興味を持って近付いたことで、2人は運命的な出会いを果たす。意気投合した2人は、ヴィヴィがアメリカに帰国してからも大西洋をはさんでお互いの自作の音源のやり取りを続け、その後合流。2001年にデモテープ発表。

ディスコグラフィー

2002年、ドミノから『Black Rooster EP』でデビュー。

20033月、1stアルバム『Keep on your mean side』リリース。 

20052月、2ndアルバム『No Wow』リリース。

20083月、3rdアルバム『Midnight Boon』リリース

20114月、4thアルバム『Blood Pressures』リリース

20166月、5thアルバム  『Ash & Ice』リリース。

202012月、 『Little Busters』(Bサイドとレア音源の全曲リマスター編集盤)リリース。

現在まで6枚のアルバムをリリースしている。

NO  WOWTrack List

A1.No Wow 2.Telephone Radio Germany 3.Love Is A Deserter 4.Dead Road 7 5.The Good Ones 6.I Hate The Way You Love 7.I Hate The Way You Love Pt.2

B1.At The Back Of The Shell 2.Sweet Cloud 3.Rodeo Town 4.Murdermile 5.Ticket Man

ガレージっぽい雰囲気の曲が多かった前作に比べて本作は、ヴァラエティに富んだ楽曲を多く含んだアルバムとなった。ワン・コードで強引に引っ張るブギー調の曲がやや鳴りを潜め、リズム、、メロディ、コーラス、ギターワーク全ての面で多彩に、良い意味でポップになった感がある。もちろん、キルズ特有の尖ったセンスはそのままである。よりファン層を拡大しそうなアルバムだと思う。

Side Aゾクゾクするイントロからどんどんボルテージが上がっていくタイトル・チューン、A-1、『No Wow」。ラジオのノイズのインタールードがアクセントでカッコいい、A-2、「Telephone Radio Germany 」。ズ太いギターとデジタルなリズムの絡みが見事に融合したアルバムからの1stシングル、A-3、「Love Is A Deserter」。シンプルな構成のスロー・ナンバー、A-4、「Dead Road 7」。2人のツイン・リード・ヴォーカルが聴きもののポップ・チューン、シングルとしてリリースされUKチャートの23位を記録した A-5、「The Good Ones」。2部構成で楽しめるA-67I Hate The Way You Love (PT.2)

Side Bハンド・クラップがリズムを支え、トリッキーなギター・リフが楽しめる、、B-1、「At The Back Of The Shell 」。1台のギターで作る驚愕のアンサンブルが聴ける B-2Sweet Cloud」。シンプルながらもメロディーの良さと適度なポップさで感動的なバラード、B-3、「Rodeo Town」。轟音ギターのリフとヴィヴィのヴォーカルとのコール&レスポンスが聴きものの、B-4、「Murdermile」。これ以上ないほどに削ぎ落とされた楽曲、単音のピアノとストンピングだけで構成されたクロージング・ナンバー、B-5、「Ticket Man」。

NoWow」はTVシリーズのPerson of Interest、シーズン5、エピソード1で、また「グッドワイフ」シーズン4、エピソード20でも使用された。

3rdアルバム『Midnight Boon』に続く

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ロッコ :本ブログVINYL DIARY(ビニール・ダイアリー)主催。レコードのことをビニール(又はヴァイナル)と呼ぶことから、この名称に。これまで少しずつ収集してきたロック、ジャズのアナログ盤、CDのレヴューを細く永く日記のように綴っていきたいと思っている。  またH・ペレットの雅号で画家としての顔も持つ(過去、絵画コンクールにて複数回の入選、受賞歴あり)ここ最近は主にミュージシャンの絵を描いている。(ジョニー・サンダース、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、他)絵画に興味ある方はご覧ください。

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