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THE BUTTERFIELD BLUES BAND(バタフィールド・ブルース・バンド)/EAST WEST

1966年発売の2ndアルバム。前年リリースの1stを経て、ブルースからジャズにもアプローチした傑作。

バタフィールド・ブルース・バンド(1stではポール・バタフィールドブルース・バンドと名乗っていた)のメンバーは

ポール・バターフィールド(ヴォーカル / ハーモニカ)

マイク・ブルームフィールド(ギター)

エルヴィン・ビショップ(ギター)

ジェローム・アーノルド(ベース)

サム・レイ(ドラムス)

マーク・ナフタリン(オルガン)

ボブ・ディランからの指名により、その電化を支えバックを務めた、大変な実力のバンドなのだ。

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怒涛のブルース・チューンを集めた1stアルバムが動なら、この2ndが静、といったイメージになるかもしれない。押すばかりではなく、引いてみた感のある作品で1stと対になっているかのようだ。

SIDE-1

1 ウォーキン・ブルース

ロバート・ジョンソンの曲を横ノリに重たく仕上げたオープニング・ナンバー。途中からリズムがハネた感じになるのも飽きさせない。貫禄のポールのハープがよく歌っている。

2 ゲット・アウト・オブ・マイ・ライフ、ウーマン

アラン・トゥーサン作でソロモン・バークが歌っていたミディアム・ナンバー。ツイン・ボーカルと大きくフィーチャーされたピアノ、また達者なピアノ・ソロも良い。全体のタメ、キメのメリハリ!

3 アイ・ガット・ア・マインド・トゥ・ギブ・アップ・リビング

マイナー・キーのトラッド・ブルース。ここでの演奏の黒っぽさ、表現力は圧倒的。イギリスのビート・バンドが目指した黒っぽさとは、また一味違う黒さがある。

4 オール・ジーズ・ブルース

アップ・テンポなトラッドブルース。なんてことのない曲のようだけど、自然と身体が揺れてくるようなグルーブを生み出せるのは流石だ。

5 ワーク・ソング

ジャズミュージシャン、ナット・アダレイのカバー。耳馴染みのある、ハネるリズムのマイナー・ブルース。テーマの後、順番にソロを取っていくジャズのスタイルでプレイしていて、メンバーそれぞれが、かなり色んなスケールやシンコペーションを用いてトライしており聞き飽きない。ソロだけでなく、このグルーブを生み出している個々のメンバーの力量も勿論素晴らしい。

SIDE-2

1 メアリー・メアリー

マイケル・ネスミスの曲をアグレッシブなブルースに仕上げている。シンプルなギター・リフが耳に残る。ポール入魂のハープが良い。

2 トゥー・トレインズ・ラニング

大御所マディ・ウォーターズ作のシャッフル。アウト気味に歌うポールのボーカルがカッコいい。粘りつくようなクセのあるマイクのギターもグー。

3 ネバー・セイ・ノウ

アンニュイな雰囲気のトラッド・ブルース。アルバム中唯一、エルビン・ビショップがボーカルの曲。技巧派とは言えないが気怠さ、味があるボーカルだし、バックの演奏もピカイチと思う。

4 イーストウエスト

アルバム最後を飾るジャムっぽいインスト・ナンバー。エルビン・ビショップ〜ポール・バタフィールド〜マイク・ブルームフィールドとソロが続く。マイクはオリエンタルなスケールを多用している。

East West タワーレコード・オンライン

 

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