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JAPAN / GENTLEMEN TAKE POLAROIDS(孤独な影)

前作3rd『QUIET LIFE』からちょうど1年で届けられた1980年リリースの4thアルバム、『GENTLEMEN TAKE POLAROIDS』(孤独な影)。

ジャパン (Japan) は、イギリスのニュー・ウェイブ・バンド。デヴィッド・シルヴィアンを中心に1974年結成。1982年解散。

JAPAN結成まで

デヴィッド・シルヴィアン(ヴォーカル、ギター、キーボード)と実弟スティーブ・ジャンセン(ドラムス)、デヴィッドの親友であったミック・カーン(ベース、サックス)を中心に結成。その後、高校の同級であったリチャード・バルビエリ(キーボード)を誘い更にオーディションでロブ・ディーン(ギター、5thアルバム製作前に脱退)を迎え入れ、デビュー当初のバンドの形態となった。

JAPANの歴史

初期のサウンドは、黒人音楽やグラム・ロックをポスト・パンク的に再解釈した、ディスコティックながらもぎくしゃくとしたノリをもった音楽性で、イギリスの音楽シーンではほとんど人気がなかった。(日本ではアイドル的人気が先行し、初来日でいきなり武道館公演を行うほどだった)アルバム・リリース毎に初期の荒削りなロックサウンドから次第に耽美的な音像を強めていく。一見ポップなサウンドのなかにカーンのうねるフレットレスベース、バルビエリの抽象的なシンセサウンド、ジャンセンの堅実で豊かなリズムアレンジ、そしてシルヴィアンの頽廃的で内省的なボーカルとリリックといった独特のアレンジを加えることで、他に類を見ない個性を確立。本国でも評価を高め始める。

その後もバンドはアフリカン・ビートや東洋音楽にも接近、エスノ、アンビエント色も加え独特のリズム解釈やグルーヴを追求。シングル「ゴウスツ」はバンド最高のヒットを記録した。

ディスコグラフィー

1978年『果てしなき反抗』 – Adolescent Sex

1978『苦悩の旋律』 – Obscure Alternatives (ブログ) 

1979年 『クワイエット・ライフ』 – Quiet Life (ブログ)

1980『孤独な影』 – Gentlemen Take Polaroids (ブログ)

1981『錻力の太鼓』 – Tin Drum

1982年  ーバンド解散ー

1983『オイル・オン・キャンヴァス』 – Oil On Canvas(ブログ)(2枚組ライブ・アルバム)

1991『レイン・トゥリー・クロウ』 – Rain Tree Crow(名義は違うが事実上の再結成)

Track List

1. Gentlemen Take Polaroids

2. Swing

3. Burning Bridges

4. My New Career

5. Methods of Dance

6. Ain’t That Peculiar

7. Nightporter

8. Taking Islands In Africa

1st2ndアルバムから大きく舵を切った3rdアルバム『QUIET LIFE』。その路線を更に深化させた仕上がりの通算4作目、ヴァージン・レコード移籍第1弾となるアルバムGentlemen Take Polaroids』。

カーンとジャンセンの高度な技は本作で更に飛躍、エッジのある立体的なリズム・セクションを聴かせるし、シルヴィアンのヨーロピアン・ダンディズムとでも言うべきヴォーカル・スタイルはここに来て完成のいきに達している。一聴して分かる前作との違いはディーンのギターが極端に少ないことで、実際スタジオでも、彼は必要な時にだけ呼ばれてレコーディングしたようだ(このアルバムを最後にディーンは脱退している)

僕がこのバンドに感じる魅力は、完璧にコントロールされたシルヴィアンのヴォーカルと、肉感的なまでに力強いリズム隊との静と動の対比の妙である(肉感的とは、こんな言い方をされているのを聞いたことはないのだけれども、そう思えるのだからしようがない)この両者をうまく繋ぐのがバルビエリの存在ということになるのだろうか。

このアルバムを象徴するオープニング・ナンバー、軽快なエレクトロ・ポップのA-1「ジェントルメン・テイク・ポラロイズ」。ソフィスティケイトされたファンキーさで聴かせる、A-2「スウィング」。ライブで盛り上がるサックスのカッコいいポップ・チューン、B-1「メソッズ・オブ・ダンス」。ソウルフルなシルヴィアンのヴォーカルが楽しめるスモーキー・ロビンソンの変拍子カヴァー、B-2「エイント・ザット・ぺキュリアー」。一聴してサティ、「愛の嵐」の映像が頭に浮かぶ感動作、B-3「ナイトポーター」。坂本龍一参加の、B-4「テイキング・アイランズ・イン・アフリカ」など全8曲。

この翌年、傑作5thアルバム『Tin  Drum』をリリース、解散への道を進むことになる。

孤独な影  タワーレコード・オンライン

孤独な影  Yahoo!ショッピング

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