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STRAY CATS/GONNA BALL(ストレイ・キャッツ/ごーいんダウンタウン)

GONNA BALL

1981年リリース、STRAY CATSの2ndアルバム

Track List

A1.Baby Blue Eyes 、2.Little Miss Prissy 、3.Wasn’t That Good 、4.Cryin’ Shame 、5. (She’ll Stay Just) One More Day、A-6 What Goin’ Down

B1. You Don’t Believe Me 、2.Gonna Ball 、3.Wicked Whisky 、4.Rev It Up & Go 、5.Lonely Summer Nights 、6.Crazy Mixed-Up Kid

 

12曲、ほとんどが3分足らずの、何処を切っても楽しめるロックンロール・アルバム。大ヒットの前作1stとは雰囲気異なり、リバーブ控えめ。ロックンロールや、ピュア・ロカビリー、ブルース、ジャイブに接近し、よりルーツ・ミュージックに近くなったイメージだ。また、1stは職人デイブ・エドモンズがプロデュースしたのだけど2ndはメンバーによるセルフ・プロデュース。更にこのアルバムでは鍵盤(イアン・スチュアート!も参加)、ホーン、ハープなどがプラスされナチュラルに音に厚みを加えた印象で一層楽しめる内容になっている。

ストレイ・キャッツは1st〜2nd〜3rdの初期の3枚が良いと思うのだけど、僕は特にこの2ndが好きで、回数はこれを1番聴いている。

 

Side A

A-1Baby Blue Eyes オリジナルはジョニー・バーネット・トリオ。ストレイ・キャッツのライブではお馴染みの曲。1曲目のオープニング・ナンバーとして頻繁にプレイされている。A-2Little Miss Prissy ハードなギターから始まるミディアム・テンポのロッキン・ナンバー。このアルバムからのシングル・カット曲でもある。MVも今観てもカッコ良い。A-3 Wasn’t That Good ワイノニー・ハリスがオリジナル、ホーンが気持ち良いジャイブ・サウンド。A-4 Cryin’ Shame ハープとスライド・ギターが全編に散りばめられたナンバー。ドゥーワップ的なコーラスがこれまた心地良い。A-5 She’ll Stay Just) One More Day リーが本アルバムで唯一リード・ヴォーカルをとるジャズ・ブルースを基調としたブルース・ナンバー。こんな曲、なかなかサラっとは出来ません。A-6 What Goin’ Downブルースによくある展開の曲。この曲でもブライアンはスライド・ギターを披露している。

Side B

B-1  You Don’t Believe Me ブライアンの味のあるスティール・ギターが良い。本当に多彩な人。B-2 Gonna Ball リーのスラップが全編に炸裂するタイトル曲。ブライアンのギャロッピング・ギターもゴキゲンで、おまけにリックが多彩で素晴らしい。B-3 Wicked Whisky かなりアップ・テンポなナンバーにブライアンがトワンギーなギターを弾きまくるインスト・ナンバー。この曲は純粋に3人だけで(オーバー・ダブはあるものの)プレイしているよう。B-4 Rev It Up & Go 典型的なチャック・ベリータイプのロックンロール。バッキングの控えめなピアノが効いている。B-5 Lonely Summer Nights コード進行がジャジーなグッとくるバラード・ナンバー。バッキングのピアノとサックスのソロもグー。B-6 Crazy Mixed-Up Kid アルバム中1番パンキッシュなナンバー。ブライアンが歪みまくったギターを弾きたおす!

ストレイ・キャッツはこれまで何度も再結成している。今も3人とも健在で、それぞれに活動を続けて頑張っている。これからも、グッド・ミュージックを届けてくれることを心から願っている。 

 

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ロッコ :本ブログVINYL DIARY(ビニール・ダイアリー)主催。レコードのことをビニール(又はヴァイナル)と呼ぶことから、この名称に。これまで少しずつ収集してきたロック、ジャズのアナログ盤、CDのレヴューを細く永く日記のように綴っていきたいと思っている。  またH・ペレットの雅号で画家としての顔も持つ(過去、絵画コンクールにて複数回の入選、受賞歴あり)ここ最近は主にミュージシャンの絵を描いている。(ジョニー・サンダース、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、他)絵画に興味ある方はご覧ください。

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