Blogブログ

Mink De Ville(ミンク・デヴィル)/Sportin’ Life

1985年リリース、6枚目のアルバム『Sportin’ Life 』スポーティン・ライフ。

ミンク・デヴィルは、ウィリー・デヴィルを中心に結成された、1970年代半ばにパンクロックが生まれた歴史的なニューヨークのナイトクラブであるCBGBのハウスバンドだった。メンバーはアルバム・リリースを重ねるごとに変わっていき、デヴィルのほぼワンマン・バンドだったと言える。CBGBを根城にしていたことからパンク・バンドと思われがちだが、非常にタイトなプレイをする良質なR&R、R&Bのグループである。バンド解散後はウィリー・デヴィル名義で活動した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

MINK  DeVILLE アルバム・ディスコグラフィー

1977 CABRETTA(ブログ)

1978 RETURN TO MAGENTA

1980 LE CHAT BLEU

1981 COUP DE GRACE

1983 WHERE ANGELS FEAR TO TREAD

1985 SPORTIN’ LIFE(ブログ)

1986 ミンク・デヴィルは220日にニューヨーク市で最後のコンサートを行った。

    ーーーーーーーーーーーーーーー

Willy DeVille アルバム・ディスコグラフィー

1987 MIRACLE(ブログ)

1990 VICTORY MIXTURE

1992 BACKSTREET OF DESIRE

1993 WILLY  De VILLE LIVE

1995 BIG EASY FANTASY

1995 LOUP GAROUA

1999 HORSE OF A DIFFERENT COLOR

2002 ACOUSTIC TRIO LIVE IN BERLIN

2004 CROW JANE ALLEY

2008 PISTOLA

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Sportin’ Life 』

アルバム通してのトーンはミッドテンポ、ちょっぴりラテン風味の、アーバンR&B、大人のロックといった雰囲気。

CBGBやマクシズと縁の深い人だからパンク、ガレージ系と勘違いするのも無理ないけど、音的にはあまりそういう要素は感じられず、歌も演奏も抜群に上手い聴かせるバンドである。バンドの持つグループ感も素晴らしい。

このアルバムの中から特にプッシュしたいのが8曲目のリトル・バイ・リトルと3曲目のタイトル曲イタリアンシューズだ。(レコードだとB-3とA-3)

リトル・バイ・リトル(ストーンズの演奏した同名の曲ではなく、ミンク・デヴィルのオリジナル)はノリノリのboogie-woogie。大半を締めるR&B風の曲では、思い入れたっぷりにソウルフルに歌うのだけど、この曲ではウィリーデビィルは抑えめのダンディな声でクールに粋に歌っていて、アルバムジャケットの雰囲気そのものである。ルーツミュージックにも精通しているウィリーにとってはオテノモノって感じだろう。(因みにスライドギターも抜群に上手い!)

もう1曲はタイトルにもなっているイタリアンシューズ。

この曲はこれまでのミンクデビィルにはなかったタイプのダンスミュージック。一聴すると打ち込みっぽく聴こえるのだけど、おそらく全て生で演奏されていて、そういうのがサラッと出来るところがこのバンドの凄いところである。

左右のスピーカーからリズムがはっきり分離して聴こえる、凝った作りの曲で、ボキャブラリーの無さがなんとも歯痒いが、カッコいいとしか形容のしようがない。

余談ではあるが、ハノイロックスが解散した後、アンディーとナスティーが一時的に組んでたスーサイドツインズってユニットがある。スーサイドツインズはアルバム1作しかないと思うのだが、その唯一のアルバムの曲中にインナー・シティ・ブルースなる曲がある。(チェリーボムズの)アニタがボーカルのセクシーなナンバーだ。そのインナーシティブルース、元ネタはこのイタリアン・シューズなのではないかだろうか。アンディ・マッコイもきっとこのアルバムを聴いていたのだろう。

Sportin’ Life  タワーレコード・オンライン

Sportin’ Life Yahoo!ショッピング

関連記事